この形は従来鏡台の上部にあった粗動、微動装置をそれぞれステージの下部に位置させたことと、基鏡
がL型のため接眼部が眼の位置にくるので、楽な姿勢で鏡検できる大きな特徴を持っている。レボルバ
ーはスライド式となり対物ンズを取り付けたまま着脱できる。ステージは円形複式十自動回転式(M)、角
型十自動回転式(Gr)、角型十自動組込式(G)、簡易式円形回転式(D)、の種類が準備された。微動装
置は上下動2mm、1目0,001mm感度0,0005mmのマイヤー式機構で円滑に動作し、粗動装置の上下動
は50mmと広く普通の標本から大型培養瓶まで観察できる。照光装置はアッペ完全照光装置(C)にアプ
ラナートN.A.1.4のコンデンサのものと、簡易型のN.A.1,2コンデンサ(T)に区分され、鏡筒は45度の傾斜
角で360度回転できる多機能をもつ。写真は双眼鏡筒Lbiですが、三眼鏡筒Ltrが開発され標本が両眼
で見られるようになり写真撮影も出来るようになる。その後、国産初の位相差顕微鏡としても活用され
た。当時このタイプの顕微鏡は他になかったため需要が多く、生産が間に合わない状態であった。
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